『宇宙戦艦ティラミス』完結ッ!

♪デュランダ~ル~デュランダ~ル~永久に耀け~♪(やたら耳に残るアニメED曲)
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「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」――とは、かの喜劇王チャップリンの名言である。対して本作『宇宙戦艦ティラミス』は地球連邦と宇宙移民「メトゥスの民」の二国家間の長きにわたる宇宙戦争を描いた硬派なSFロボット漫画…と思わせつつクローズアップすると登場人物は漏れなくアホと言うギャグ漫画である。

主人公のスバルはうっかり地球の重力に捕まって大気圏に突入する愛機デュランダルのコックピットの中で脱出方法を求めて決死の勢いでYahoo知恵袋にアクセスし、メトゥス側についた生き別れの兄イスズはマジックテープ式の財布を使って部下の美女に幻滅され、兄弟の父でありデュランダルの開発設計に携わったソウイチロウ博士は容易にワンクリ詐欺に引っかかっては昏倒し、そのソウイチロウと因縁深いメトゥスの総帥キャデラック(CV池田秀一)は最近物忘れが激しいので手の甲にびっしり演説文のカンペを書き、メトゥスの民の創始者は保存液に浸かった脳だけの姿だが重度のパチンカスであり、人類に叡智を与えたという碑文はギャル文字で書かれている。
まぁ何と言うか…そういう漫画である。

毎回冒頭の2ページ程度でシリアス要素は息絶え、ついつい登場人物たちの奇行に眼を囚われてしまいがちだが一応物語は展開しており、この10巻にて遂に最終決戦を迎える事となる。

ユニヴァース感覚(作中におけるニュータイプ的な能力)に覚醒出来ないイスズは最後の手段としてテレビ番組「探偵宇宙スクープ」に依頼し、兄弟の亡き母の生体コピーであるサチコⅡはその未来視能力によって小籠包で口の中を大火傷する映像を予知し、更に物忘れが激しくなってきたキャデラックとの最後の戦いに挑むスバルを会ったこともない親戚のおばさんたちや陰毛(CV中田譲治)が応援する…!
やっぱり最後までそういう漫画であった。

「10巻で完結する面白い漫画」を尋ねられたら間違いなく挙げる作品の一つです。5年間お疲れさまでした&ありがとうございました!

ちなみに連載媒体のくらげバンチでは特別編「宇宙戦艦てぃらみちゅ」が掲載、ニコニコ静画や漫画アプリのマンガボックスで追っかけ連載中です。そして何とこのエントリを書いてる4/9現在、Kindle unlimited全10巻中9巻まで読めます。全10巻中9巻まで読めるのです…(大事なことなので2度)


宇宙戦艦ティラミス 10巻 (BUNCH COMICS)
宮川サトシ, 伊藤亰
新潮社 (2020-04-09)
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