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zoom RSS 金田一少年の事件簿R 人形島殺人事件13(最終回)

<<   作成日時 : 2016/01/20 12:00   >>

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最終回だよ!全員集合…どころか誰もいなくなった!
(※現在連載中の金田一少年の事件簿R『人形島殺人事件』のネタバレ注意!)
画像

問題編:        
解答編:10 11 12

●動機編・2
星坂ちゃんの「あたしと姉はこんなに可哀想だからあの女をぶっ殺す理由があるのヒャッハー!」なおはなし。
確かに弓月時雨は気の毒ですが夫の弓月清吾が死亡事故を起こしても強盗殺人事件を犯しても離婚せずに妻で在ることを選択したので、仮に時田朋江の小説が世に出なくても、例えあの日星坂が会えたとしても遅かれ早かれ夫の後を追ったのでは無かろうかと思わなくもありません。
心中に巻き込まれた楓ちゃんがただただひたすら可哀想なおはなし。

事故はともかく強盗殺人は微塵も同情の余地無しなのでそりゃ時田先生のペンも走るってもんですよ。
(むしろ星坂が殺すべきはヘラヘラしながらアパートに凸してた「ゴシッパーズ」の連中なのでは…)
てか時田先生は妻子の名前を把握するほどに弓月身辺の取材してたのに星坂には辿り着かなかったのか…。

後日金田一が星坂に面会に行って
金田一「実は朱鷺田先生は…というわけ(想像含む)だったんだよ!」
星坂「金田一くん…ありがと!(涙)」

はて…何だろう…このデジャブは…。


●総括
「竜頭蛇尾」の一言に尽きます。(※個人の感想です)

怪しげな暗号から始まって、朱鷺田先生の怪しげな不在、そしてズバ抜けて怪しいペルソナドールの面々に面食らった第1話のワクワク感も、6話の朱鷺田先生の首発見がピークでその後はシュルシュルと抜け落ちラストも悪い意味でのいつものマンネリな結末に収まってしまった感があります。
登場人物も多く用意された割に田中が意外な形で事件に絡んできたくらいで他は林堂親子さえもほとんど動きが無かったのが非常に残念。今回の最終話でも雨野が一言喋っただけで他は出番なし。特に意味ありげだった詩村は一体何だったのか…。
死体は複数あったけど被害者は一人だけってのも『飛騨からくり屋敷』の類型な上に早くから予測されてた事でしたし、遠近法を利用した誤認トリックも過去作で使われたものでしたし、そもそもスケープゴートを用意していないのにあんな手の込んだ殺人をする意味ってなんでしたっけか。「殺人事件を起こす以上トリックを仕込まなきゃ」と言う上位世界の意思に振り回されているように思えます。
一方の金田一は金田一で挙げていったらキリが無いほどの物証ゼロのロジックガン無視推理(と言うより妄言の域)をする始末。こちらも見えるはずのない物が見えてる上位世界に片足突っ込んでますな。

まぁそれを置いても何よりも伏線ゼロクローズドサークルを根底からぶっ壊した船の存在や、重要なポイントだった登場人物の収支計算(漢田・鈴丘が生存しているなら最有力容疑者に決まっている)を「足のつかない帰国直前の外国人バイト」と言うトンデモキャラにした上に事件とは無関係だよと退場させたりと何でもアリにしてしまった(挙句金田一が根拠もなく全部看破するのも気持ち悪い)のは悪手としか言い様にありません。
今後孤島で殺人事件が起きても外部から船がこっそり来ている可能性や、犯人が雇った顔の出る事のない外国人バイトが裏で暗躍している可能性も考慮に入れねばなりません('A`)ドウスンダヨコレ…

1話はなぁ…1話の時点では本当に名作の予感がしたんだけどなぁ…。


次回は明智主役なのでまた短編ですかね。短編…うっ前回のトラウマが…。


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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
個人的には新シリーズは傑作揃いでこれも傑作だと思います。外国人に関してもそんなに気になりませんでしたよ。
無題
2016/01/20 12:32
初めまして。
雪鬼からこのブログを読ませていただいています。
本格推理漫画とか謳っていなければ、単なる読み物として面白かったのかもと思いますが、偽クローズドサークルとか無理矢理失言引き出すとか、後から読み返しても、問題編のみでスッパリ解けるようになっていない。
解決編を読んでこんなにストレスを感じたのは初めてです。
金田一に限らず、更新いつも楽しみにしています。
むーみん
2016/01/20 14:07
はじめてコメントさせていただきます。
「竜頭蛇尾」。僕も、まさしくこの事件にふさわしい言葉だと思います。
せめて、「ペルソナドール」の中の人が「足のつかない外国人」……
これさえ無かったら、まだ我慢の仕様もあったのですが…散々頭を悩ませて、「詩村と林堂母、もしくはまことちゃん辺りかな?」等と知恵を絞ったのがバカみたいです。
やはり、金成さんやT丸さんがいなくなってからは、どこか消化不良な事件ばかりと言わざるを得ませんね。失言で犯人特定はいい加減減らして欲しいと思います…
なむ
2016/01/20 17:43
面白いブログなので以前から見させて貰っています。美雪が不細工だった金田一初期から見てますが「足のつなかい帰国直前の外国人」はあり得ないですよねw

今後、事件毎に謎の外国人の影に怯えないといけない…まずはその外国人を使う謎の組織をオッサンと潰すところから始めないと!(コナンみたいになってきました!
ステイ金
2016/01/23 20:49
「祟り人形」って怪人名は蟻塚が口にしてましたか・・・見落としてました。
はっ!ま・・・まさか・・・蟻塚の正体はっ!!(うそうそ)

星坂的にも「旦那が事故を起こした時点で強く離婚を勧めていれば・・・」みたいな思いがあってどうしようもなくなって半ば八つ当たり感で先生に殺意が向いたのだと思ってます。

詩村は結局何しに来たんだろう・・・?
作者も設定考えるのがめんどくなったとかいうオチじゃないよね?
雨野の年齢が途中で変わったのも謎??

>スケープゴートを用意していないのにあんな手の込んだ殺人をする意味ってなんでしたっけか

誰かの異母妹さんも「殺人事件が起こった以上犯人がいないと成立しない!」とか言ってお兄様に罪を着せようとしてましたよね・・・。
あれをきっかけにお兄様が自分探しの旅なんぞ始めるから、はた迷惑な兄妹喧嘩でしたが。

>次回は明智主役なのでまた短編ですかね

ということは呪われしいつきさん連続出演もここでお終いでしょうかね。
明智さん本編に出てほしいのですが、そうすると上記のお兄様がもれなくついてきそうな気もするのがちょっとな、と。
決死行で「最終回だから死んでもいいのに」とか言われてましたが、明智警部の事件簿なんてものが始まってしまったし。
シャードックの作者のせいか、ワトソン君と同い年のエリート君に見えてしまいます。
わたぼう
2016/01/24 18:38
よし、「人形館の殺人」きました(初読時はあまり評価してなかったんですけど、後々の作品を読んでると今の綾辻さんの作風に通じるものがあります)!

>こちらも見えるはずのない物が見えてる上位世界に片足突っ込んでますな。
はじめちゃんは名探偵じゃなくて、メタ探偵なんですね。スケープゴート要員は、林堂母子や剣持さんを使うつもりだったのかもしれません(正直な所それでかわせるとは思いませんが)。

・・・正直今回の事件は、星坂に対して侮辱罪に当たる推理ばかりして顔を合わせられません。
個人的な意見で言うと6話時点では納得出来なかったエキストラ説を「ああ、これしかないよね。」と納得出来るように作られていたのは好感触です(島外脱出に関しては天気がはれなこともあってそうだと思ってましたし、先例結構あります)。でも6話ではじめちゃんが鈴丘が日本人かと疑問持ってたことは外国人だってことの伏線のつもりだったんでしょうけど不発感が(後着ぐるみに関しては気にしてた読者は0の気が・・・)。
あ、一番影の薄かった詩村については、何気に入れ替わりが出来るポジションですしミスリード要員だと思います(2日目の鈴丘が詩村だと疑ってたからって!)
まあ外国人は下準備関係でまた出て来ると思うからいいとして(この万能アイテム。いつかパロにされる!)、外部からこっそり来る船は多分、島外の描写が出て来なければ大丈夫だと思います(ミステリにおいてクローズドサークル外の人間が犯人の場合例えトラップ殺人だろうが外の描写は少なからず出て来るのがルールみたいなものですから)。

追伸
とりあえずあの「ゴシッパーズ」の記者は絶対朱鷺田先生の元に平然と現れたと思います(偏見)。後一泊二日小旅行で出るとしたらペルソナドール三分割祀りはないとして、女装した蟻塚さん辺り出て来そうな気がします。
雪ん子
2016/01/26 00:59
トリック使わずに通り魔のほうがコスパいいんじゃないかっていう
炎ん子
2016/02/12 09:20

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